ポスト
ドラマ『明日、ママがいない』について。
録り溜めていた「明日、ママがいない」の1話と2話を観た。
なにやらこのドラマを巡り、世間が少し騒がしいことになっている。
「一体どんな酷い内容なんだ?」という思いも含め、鑑賞してみると・・。
なんてことはない。率直に言って、すごくいいドラマでしかない。
1話も2話も泣き、時々ぶち込む笑いの小ネタも含めいい内容で面白かった。
確かに愛菜ちゃんが演じる『ポスト』の名前の由来の場面での台詞まわしには、
若干の違和感を覚え、不快さを感じるのはわかる。(関係している人なら尚更。)
だけど、物語を観ていくとそこも前向きな解釈として捉えられていることがわかる。
だから、このドラマはそういう部分じゃなくて、
もっと違う部分にスポットを当てているんじゃないだろうか、と思う。
身勝手な親や大人たちの勝手な子供への押しつけなんかへの批判だったり、
子供がそういう境遇の中でどんな思いをしてどんな痛みを感じているのかだったり、
その状況に大人も子供もどういう風に向き合っていくのかなんかを伝えている、と思う。
だからこれは子供側からみた大人側へのアンチテーゼ的な作品でもあるんじゃないか。
愛菜ちゃんの演技は素晴らしいし、野島伸司の手掛ける脚本は痛々しいけど、
やはり惹きつけられるし、魅力のあるドラマだと思う。
批判する団体は無論、そういう子供らと接しているからこそ思う面はあるだろうけど、
その台詞の一部分だけを切り取って作品の全体を見ないで過剰反応するのはよくない。
もっとダメなのはネガティブイメージに負け、スポンサーをおりた企業はチキンだ。
そんな中、名乗りでたのが『yes!! 高須クリニック』(笑)
とにかく、いいドラマなんで放送中止なんてありえない。